2015年のイベントレポート一覧
BMW M Power on Track 2015
2015.11.6.
BMW M Power on Track 2015
去る11月6日、韓国・仁川のBMW Driving Centerで、BMW M Club Koreaとのジョイント・イベント「BMW M Power on Track 2015」に参加して来ました。
前日の夕方、仁川国際空港やBMW Driving Center近くのネスト・ホテルに集合です。
早速、BMW M Club Koreaのメンバーと市内の「Sasimi Restaurant」で懇親会です。
共通の言語は英語。お互いそれほど堪能なわけではないのですが「BMWについて」語り合えば、そこは「同好の同志」身振り手振りにスマホの画面も総動員して、すぐに打ち解け話も弾みました。
(ちなみにSasimiは、日本語の「刺身」というより、「海鮮」のイメージのようでした)
さらに、二次会でオシャレなカフェーでコーヒー飲みながらBMW談議。皆さん更に打ち解けた様子でした。
6日は、朝食もそこそこにBMW M Club Koreaメンバーの送迎で、BMW Driving Centerへ移動しました。
広い敷地の中央の管理棟棟(昼食もここです)の1階ロビーには、BMW、 BMW i、 MINI、その他がずらっと展示され、また、受付の前にはコースの模型もあり、全体のレイアウトが良く分かります。
コースは四つ
1)サーキット(筑波くらい?)
2)パイロンスラローム用の広場
3)ドリフト用のスキッドパッド(FSW:富士スピードウェイより大きい)
4)カウンター練習用に後輪を滑らせる装置のあるウェットコース(もてぎに同様のものがあります)
お決まりのブリーフィングを終え、早速コースへ向かいます。
M Club Koreaの方々は、E39のM5から最新のM6まで全員がご自身所有の「M」で参加です。壮観!
Mの所有者でないとメンバーになれないそうです。
しかも、彼らは車に様々な装飾をほどこしていて、BMW Performance Partsは序の口、Super-GTに出ていそうなラッピングやスポイラーを装着したものまで、実にカラフルです。
彼らは、車にも走りにも「熱い」感じです。
彼らと一緒に、我々はトレーニングカーで走ります。
我々参加者には、M4、M3、428iが、何と1人に1台貸与されました(ドイツ本国でも通常2人で1台です)。
運の良い人は、終日Mに乗れたわけです。私は午前中は428i、午後はM4ということになりました。
まずは、ウェットコースへ
速度の指示が分からなかったため、何も考えずにコースへ直進。全然舵が効かない!
「そうだ、時速5キロ速度が違えば・・・」と習ったな。
でも次も失敗。「DSC」ONとOFFではどう違う?などとやっているうちに、あっと言う間に時間が経過して行きました。
お次はサーキット
先導は、Centerのインストラクターの操るM6カブリオレです。
これが遠慮なく飛ばすので、早いこと!正直428iでMについて行くのは無理です。
何週かすると先導車がペースダウンして、後続の428iを待ってくれていました。
それにしても、BMW M Club Koreaのメンバーさんは、運転が勇ましいです。
スムースドライビングとは少々違うような・・・(汗)
でも、楽しい楽しい!
その次にパイロンスラロームコースへ
スタート→スラローム→ヘアピン→円旋回2周→レーンチェンジ(シングル)→定点へのストップ
これを繰り返します。
これこそスムースドライビングの成果を出せるところですが、残念なことに、タイムは教えてもらえませんでした。
個人名は不要ですが、皆がどの程度のタイムで走っていたかは知りたかったところです。
そして、お待ちかね、スキッドパッドへ、
FSWより大きいコースには円が二つ、外側の円で速度早目で周回して、思いっきりアクセル・・・
あれ?ドリフトしない?・・・DSC解除してなかった(笑)これですっかり調子が狂って、良いとこなし(涙)
そんなこんなの珍プレー続出のうちにあっと言う間に午前の部終了。他の皆さんも時間の経つのが早かったのでは?
そしてお昼、会議室で「幕の内弁当の昼食」のFSWと違って、ちゃんと「食堂」です。ちょっとオシャレです。
メニューは勿論プルコギは、本場の味です。
食事中に午後のレッスン中にi8の試乗希望者をつのっていたので、申し込んでおきました。
そして、午後は車がM4になって、午前と同じメニュー。
サーキットもほぼ全開状態で走れたし、Mでこんなにいろんな体験出来るなんて、なんて幸せ。
そして、午後のトレーニングの合間にあったi8の試乗。これが凄かった!
先導車の後ろを軽く走るだけと思いきや、ナント、トレーニングと同じM6カブリオレの先導で3台がサーキットをほぼ全開状態で走行!
i8は全開走行では、4WDとはいえ、前輪のモーターより後輪のエンジンの方が微妙にパワーが出ていて、FR感覚!
ステアリングの感触等「やっぱりBMWのスポーツカー!」でした。
楽しいこと!楽しいこと!
後で気がついたのですが走行モードがスポーツモードになってませんでした。大失敗(泣)それでも走りはBMWでした。
i8でサーキットをこれだけ自由に走った日本人は、モータージャーナリストでもそうはいないのでは?
BMW Club Japanに入っていて本当に良かったと、あらためて思いました。
そして、皆それぞれのセクションで真剣に好プレ&珍プレーを重ね、午後の部もあっと言う間に終了。
車を駐車場に戻していると「エンディングまで少々時間が余った」とのことで、さらに、好きなコースを時間の許す限り走ってよいことになりました。
ベリーラッキーです!
ここぞとばかり、こんどは「先導無しで完全フリー」でM4のサーキット走行を楽しみました。
日本では、自分の車でサーキットへ行く以外には出来ない体験です。Mを持ってない私には、経験出来ない体験ができました!(泣)
皆もそれぞれスキッドパッドのドリフトなど楽しんだようです。
そしてエンディング。
ここでは、お楽しみ、豪華景品のあたる抽選会がありました。
目玉は何とBMW純正スターマークのミシュランタイヤが当たる!(凄い!太っ腹!)但し2本(笑)
見事当選されたS氏は発注のため、早速ご自身の愛車の後輪のサイズを確認されてました。
前輪2本は自腹で購入です(笑)
最後に記念写真を撮影して、大盛況のうちに無事お開きとなりました。
更に、その後は、焼き肉のお店で二度目の懇親会。
そしてここでも盛り上がってました。
今回、通訳を務めて下さったLeeさんとはフェイスブックで繋がってます。
彼は、留学で大阪滞在の経験があるそうで、日本語は「読み書き/話す」堪能です。
(ハングルだと私は読めない(涙)、ちょっとは勉強せねば・・・)
また、今回は、BMW Club Japanスーパーバイザー(というよりBMW Driving Experienceのチーフインストラクター)の 菰田 潔氏に同行して頂き、Koreaのインストラクターとの間をつないでいただきました。
たいへん心強く思いました。本当にありがとうございました。
今回は、とても良い体験をさせていただきました。
そして思うのは「BMW愛」は「国境も文化の違いも言葉の壁も、いともたやすく超える!」ということです。
今回のイベント開催に際し、BMW Korea様、BMW M Club Koreaの皆様には、多大なるご協力とご支援をいただき、有り難うございました。この場をお借りして厚くお礼を申し上げます。
(レポート:イベントマイスター 名倉)
(Photo by BMW Club Japan )